や・やめてェ〜!!

2007/07/29  CATEGORY/演劇
メタルマクベスで、劇団新感線にハマってしまった我が長女。
家で、しょっちゅう、
「いのうえひでのりが・・・」
「橋本じゅんさんが・・・」
なんて話している。
女優の岩崎ひろみさんが結婚した時も、
相手の「吉田メタル」さんを分かった中学生は、稀少だろう。

で、そんな娘に連れられて、行ってきた。

劇団☆新感線2007年夏休みチャンピオン祭り
犬顔家の一族の陰謀
〜金田真一耕助之介の事件です。ノート


会場は、大阪城横の「シアターBRAVA!」。

シアターBRAVA!





大阪城では、今、毎日放送の夏のイベント「OSAKA キング」を開催中。
そのうえ、大阪城ホールでは、誰か有名な人のコンサートでもあったらしい。
大阪城公園駅は、もう、凄い人でごった返していた。
そのうえ、猛暑のため、皆殺気立った顔つきをしている。
そんな中を早足で歩いて、
冷房の効いたIMPまで辿り着き、
ウィンドウショッピングしたり軽食を採ったりして、
開場までの時間を過ごす。

しかし、長女は、もうワクワクが収まらず、
早口で、舞台への期待を喋りまくる。
まぁ、月々のお小遣いもお祖母ちゃんから貰ったお小遣いも、
使わずに我慢すること半年近く、
S席9,500円のチケット代をひねり出したのだから、
無理もあるまい。




開場10分前に劇場へ。

犬顔家の一族の陰謀



1階ロビーまでは入れたので、そこで、今度は、
1冊2,800円也のパンフレットを買う。

「メタル」の時は、LPレコードのジャケット風だったが、
今回は、事務用茶封筒の中に、大学ノート風のパンフレットが入っていた。

そして、いよいよ、客席へ。
何と、私たちが、客席1番乗りだった!

それから・・・、

「メタルマクベス」をご覧になって、
ランディーと夫人の凋落に涙した、
または、
グレコ夫人やその息子、吉野家の儚い命に涙した、
そういう方には、誠に申し訳ないというか、お気の毒というか、
そんな感動や感涙は、一片も無い、
超お下劣、お馬鹿。
こんな事に、これほどのお金と労力を使うとは?!
と、あきれるしかない展開の、3時間が繰り広げられたのだった。

題名からも分かる通り、
「犬神家の一族」や「デスノート」のパロディーであることは勿論だが、
有名な映画や舞台のパロディーが満載。
上手く当ててるなぁ、とゲラゲラ笑いまくっていた親娘だった。

しかし
そこで、私にはどうにも許せない展開が・・・!!

露天風呂に入っているうちに、着替えやタオルを取られ、出るに出られず湯当たりに倒れそうになっている若い娘。
そこへ現れる、下心丸出しの男。
「湯桶とタオルが欲しければ、俺の言いなりになれ!!」
と迫ってくる。

その時に、聴き慣れた切ないイントロが…

タラン・タン・タン・タン タ・タ・タン・タン・タ
タラン・タン・タン・タン タ・タ・タン・タン・タ


男は、何故か、悪魔風に歌いだす

長湯の時間は終わった
今すぐ お湯から あがらないと
倒れるぞ
 
 

まさか、まさか、このメロディーは・・・ちょっと変えてあるけど確かに・・・
その予感は、当たった。
そのうちに、よく知るフレーズに

裸 見られていいのか?
我慢出来な〜い!!

お湯にのぼせる 今こそ湯から上がるとき
お湯にのぼせる のぼせた頭に湯気が


勘のいい「内野聖陽」ファンの方ならお分かりでしょうが、
これはミュージカル「エリザベート」の中の名曲、
「闇がひろがる」
なのだ。

しかも、熱唱している2人の、
1人は、素っ裸の女(きっと、DJオズマの衣装だ!!)
もう1人は、パンツ1丁の男。(これは、メタマクの林さん!!)
会場は、そして、隣の席の娘は、爆笑の渦だったが、
私は、ショックに打ち震えていたのだった。

もう、あのイントロを聴いても、
うっちぃの顔も、芳雄ちゃんの顔も、浮かばない…。

「M・A」観劇

2007/02/18  CATEGORY/演劇
昨日は、待望のM・Aを観て来た。

たった1度見ただけで感想を言うのは、とっても難しい。
でも、一応…。


楽曲は、どれも覚えやすい美しい曲だった。
長女は、CDが欲しいと叫んでいる。
しかし、「ベガーズオペラ」や「メタルマクベス」のようなド派手な舞台を観た後では、ちょっと地味に感じた。
そして、今までに見た作品のどれよりも、感情移入がしづらかった。
特に、第1幕。
まず、誰を中心に見ればよいやら、という展開で、自分の観る位置が決まらない。
そのうえ、一人ひとりの人物のバックグラウンドがあまり丁寧に描かれない。
舞台の使われ方も、平坦な印象。
第2幕への、長い長い序章、って感じ。

第2幕になると、
フランス革命〜断頭台へ音を立てるように話が展開するので、
ぐんぐんとそれぞれの人物の心情に惹きつけられていく。
また、それぞれの人物に見せ場となるソロがある。

新妻さん
 スタパで聴いたことがあったが、本当に歌がお上手。
力強いし、この役にとても向いていらっしゃるようだ。

井上さん
 「エリザ」大阪公演以来。「なぜあなたは王妃なのか」という曲では、こんなことも出来るようになったのね、という母親的心境になってしまった。
でも、このフェルゼンは、愛情の表し方が中途半端な男なので、演じづらかったのではないかしら?

涼風さん
 初めて拝見。とっても歌がお上手、お芝居もやっぱりお上手で、この方は舞台で見るべき人だと再確認したのだった。
 心のどこかで、ずっと一路さんのエリザベートと比較していた。涼風さんvs一路さん、なのか、マリーアントワネットvsエリザベート、なのか、自分でもまだ整理がついていないので、上手く書けない。
一度でいいから、この方のエリザベートを観てみたいという気持ちは、更に強くなった。

山口さん
 この方も、初めて拝見。評判通りの、歌の上手さ。ただし、この役は、どのソロも同じような歌ばかりだったので、感動出来なかった。
 というか、失礼ながら、「この役は必要なのか?」ということを家族で話し合いながら帰ってきたのであった。

高嶋さん 毎度お馴染み、って感じ。申し訳ないけど。
なぜ、あんなにも役作りに熱心なのに、結果的に似たような表現になるのか? 不思議。
でも、お歌の上手さを再確認した。

春風さん
 「エリザ」とは全く違う役どころ。この方って達者な方なのだ、と知って感動!! やっぱり色々観てみないと、評価って出来ないものだわ。

他にも、沢山出ていらっしゃったのだけど、
感想を語れるほど、深く観ていない。もう2、3回見たい感じ!!

あっ!! でも、今回1番感動したのは、実は、

石川禅さん!!

もしも鍛冶屋なら」に、この冷血人間の私の涙腺がどどっと緩みそうになった。
(なんや! 結局泣いてないんかい?!)
ルイ16世に、こんなに同情的な気持ちになるなんて、自分でもびっくりした。
でも、そうならざるを得ない歌の美しさと説得力。
フック船長のときとは、あまりにも違うわ。
「エリザ」のフランツ・ヨーゼフも、禅さんで観てみたかったわ。




はてさて、こんな話の流れにするのはどうか? と思いながら…

「M・A」を観て、
何故か内野聖陽さんの偉大さを再確認してしまった。
どの方も、歌は間違いなく素晴らしい。
内野さんがどんなに頑張っても出来ないような上手さなんだけど、
観ていて、私の「芝居大好きごころ」が刺激されないの。

お話自体が、前述のように、感情移入しづらい作りであるので、
単純に比較は出来ないけど。
(だって、フェルゼンとルイ16世以外の男性なんて、心がないかのような描かれ方だったし、内野さんに是非やって欲しい役も見当たらないのだが)

その人物からにじみ出、沸きいづる感情が伝わってこなかった。
よく内野さんが、
その人物の汗や匂いが感じられるようなお芝居がしたい
と仰っている。
ベガーズオペラでは、本当にそれが感じられて、
あんなにも生き生きと、当時のイギリスの退廃した世界が描かれていたのと比べて、
こちらは、宮廷の享楽も庶民の苦しみも、何故かとても薄っぺらだった。

簡単に言えば、
「CDは欲しいけど、DVDは要らない」
って感じ。

エリザやベガーズは、何度も公演され、ある程度完成されたものを日本に持ってきているので、
日本でまさに生まれたばかりの、まだまだ赤ん坊の作品と比べるのは酷かも知れない。
これから、何度も演じられ、改作されて、どんどん研ぎ澄まされていくのかも知れない。

なんだかんだ言いながら、生の舞台はよいもので、
カテコでは、スタンダップしてしまったわ。
今年後半になったら、内野さん、舞台に復帰してくれるかなぁ?



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MA 取れちゃった

2006/11/30  CATEGORY/演劇
今、チケットが届きました。
抽選の当落が定かでないので、
どうなっているのだろう?と気にはなっていたのですが。

お席も、後ろだけど中央よりなので、
エリザを観た時よりいい席みたい。
新妻さん、涼風さん、山口さん、禅さん、を観られるなんて!!

楽しみごとが増えて、とっても幸せ!!

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舞台の魅力

2006/10/03  CATEGORY/演劇
これから演劇を観る予定が全くないので、ちょっと張り合いがない。

今年は、演劇を3本観た。
1月と7月は、敬愛する内野聖陽さんの舞台だったが、
8月は、家族で「ピーターパン」を観た。

これは、榊原郁恵さん主演のミュージカルとして有名になった舞台だ。
ピーターパン」と言えば、ディズニー映画の方が有名だけど、ストーリーは同じでも、使われている曲は全然違う。
私は、こちらの曲の方が好きだ。

大学生の時、私は、この榊原郁恵さんの舞台を観た。
ミュージカルなら何でも観たかった時で、お小遣いをはたいて、妹達の分までチケットを取って、観に行った。
その時、「あのアイドルの郁恵ちゃんって、こんなに歌が上手いのか!」と驚いたり、
話題のフライング・シーンには妹達以上に感動したことを今も覚えている。
あれから20年以上経って、今度は、自分の娘達を連れて、このミュージカルを観られるとは。

テレビや映画と違って、舞台はCGが使えない。だから、表現に限りがあると思われている。
だけど、実際は、その逆だ。舞台の方が自由に好きな世界を描くことが出来る。
日本人が、外国人になったって、動物になったって、花や木になったって、ちっとも不思議じゃない。
生身の人間達が、ありとあらゆる仕掛けや表現を使って、特別な世界を生み出してしまう。
そして、その「生身の迫力」は、コンピューターには表せない。

とりわけ、俳優達の演技を自分の目の前で味わえるのは、素晴らしい。
今回も、主演の宮地真緒さんが、男の子の役をこなしたり、歌ったり出来るとは、正直思っていなかった。
ウェンディ役の岩崎ひろみさん(聖母たちのララバイ、じゃないよ!)の演技力は分かっていたけど、ダンスも出来ちゃうことに驚いた。
そして、フック船長の石川禅さん。
一度拝見したいと思いながら今まで叶わなかった。今回、その歌唱力に感激。
エリザベート」のフランツ・ヨーゼフを観てみたい、という気持ちが、また、強くなった。

個々の俳優達のソロやデュエット曲だけでなく、ミュージカルでは、群集になって歌う曲こそが素晴らしい、と私は思っている。
「レミゼ」は勿論だけど、「美女と野獣」の「Be your guest」、エリザベートの「ミルク」や「HUSS」も身震いするほど素晴らしい。
この「ピーターパン」も、子ども向けとあなどってはいけない。
今回の「アガワグ・マーチ」は、本当に素晴らしかった。
歌とダンスの迫力が心の底から感動を呼び起こしてくれた。

もちろん、「ピーターパン」の魅力は、やっぱりフライングだ。
アンコールで、観客席に向かって飛んでくるピーターパンへの感動は、実際に自分の目で見ないと絶対に分からない!!と思う。

娘達も、今では、ディズニーの曲「考えてみよ〜、楽しいことを〜」ではなくて、
「アイム フライ〜ング」とか「大人にならない!! 勉強しない!!」って歌っている。
いいものは分かるんだなぁ。

あぁ、もっともっと舞台が観たい!
もっともっと観せてやりたい!
おチビは、「ライオンキング」も「美女と野獣」も観てないし。
「ミス・サイゴン」や新作「マリーアントワネット」だって観たい。
ミュージカルだけでなく、ストレートも、小劇場も何だって観たい。

でも、生の舞台って、チケットが高いのだ。
映画の4倍くらいするし、梅田まで出る交通費だって馬鹿にならない。
テーマーパークに行くよりお金が掛かるんだよ〜。
ましてや、東京まで行って観るとなると…。

もっと沢山の人が舞台を観るようになって、公演が増えたり、一人分のチケット代が安くなったりする日が来ますように。

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